お知らせ
2026/09/29 14:22
皆様、こんにちは。 【ハービックス】店長の岩屋です。
前回と前々回と2回にわたり、「もの忘れ」をきっかけに、
●健康寿命
●「ヒートショックプロテイン(HSP)」
●アスパラガス由来素材の研究
についてご紹介してきました。
最終回では少し視野を広げ、 「これからの脳の健康のために、私たちは日頃どんなことを大切にすればよいのか」を考えてみたいと思います。

2026年7月、WHO(世界保健機関)は、認知機能低下や認知症のリスク低減に関するガイドラインを更新しました。
そこで改めて重視されているのが、特別な健康法ではなく、日々の生活習慣です。
例えば、
・身体を動かす
・バランスのよい食事を心がける
・喫煙を避ける
・過度な飲酒を控える
・血圧、血糖、コレステロールなどを適切に管理する
・人との交流や、頭を使う活動を続ける
といった取り組みです。
つまり、脳の健康について考える場合も、 「何かひとつを摂れば大丈夫」ではなく、毎日の生活全体を見ることが基本 ということです。

前回、ご紹介した「ヒートショックプロテイン(HSP)」は、運動によっても変化することが研究されています。
運動すると、筋肉では体温や代謝などにさまざまな変化が生じます。
その刺激に対する反応のひとつとして、「ヒートショックプロテイン(HSP)」についても多くの研究が行われています。
ただし、 「「ヒートショックプロテイン(HSP)」を増やすために激しい運動をすればよい」 という話ではありません。
健康づくりで大切なのは、無理なく継続できること。
ウォーキングや体操など、自分の体力に合わせて身体を動かす習慣を作ることの方が、長い目で見れば大切です。

「ヒートショックプロテイン(HSP)」という名前から、 「熱いお風呂に入ると「ヒートショックプロテイン(HSP)」が増える」 という情報を目にすることもあります。
確かに、人を対象とした研究でも、体温が上昇するような熱刺激によって「ヒートショックプロテイン(HSP)」が変化することは報告されています。
しか し、研究で行われる温熱条件と、毎日の家庭での入浴は同じではありません。
そのため、 「○℃のお湯に○分入れば「ヒートショックプロテイン(HSP)」が増える」と一律に考えるのはおすすめできません。
特に熱いお湯への長時間の入浴は、身体への負担にもなります。
入浴は、「ヒートショックプロテイン(HSP)」を増やすことだけを目的にするのではなく、身体を清潔に保ち、リラックスしたり、心地よい睡眠につなげたりする毎日の生活習慣として、無理のない範囲で楽しむのがよいでしょう。

アスパラガスについても同じです。
前回、紹介した研究で使われているのは、通常のアスパラガスそのものではなく、茎の部分から作られた加工素材です。
ですから、 「アスパラガスをたくさん食べれば、研究と同じ結果になる」 というわけではありません。
一方、アスパラガスは普段の食卓にも取り入れやすい野菜です。
特定の食品だけに期待するのではなく、野菜、魚、肉、豆類などさまざまな食品を組み合わせ、バランスのよい食生活を続けることを大切にしたいですね。
これまで、「ヒートショックプロテイン(HSP)」やアスパラガス由来素材という少し専門的な研究もご紹介しました。
研究を知ることは、とても興味深いことです。

しかし、健康づくりの主役は、あくまで私たちの日々の暮らしです。
●よく身体を動かすこと。
●バランスよく食べること。
●しっかり休むこと。
●人と話すこと。
●新しいことに興味を持つこと。
●健診などを利用して自分の身体の状態を知ること。
特別なことを一度だけ行うより、 「今日できる小さな健康習慣を、明日も続ける」 ことの方が大切なのかもしれません。
これからもハービックスでは、身近な健康情報から新しい研究まで、「分かっていること」と「まだ研究途中のこと」をできるだけ丁寧に分けながらお伝えしてまいります。
【ハービックス】店長の岩屋でした。
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