【フレイル】というキーワードを、新聞や健康雑誌・情報番組などで耳にしたり見たりする機会が増えてきたのではないでしょうか？
【フレイル】とは、健康状態と介護状態の中間の期間で、高齢になり体力や気力が低下してしまう状態です。
高齢になるにつれ、生活する上で介護など、誰かの手助けが必要な期間は、
◎男性：平均9年間 ◎女性：12年間
とも言われています。
しかし、介護状態の前である【フレイル】は、生活習慣や食生活を見直しなどの適切な対応を取ることで、予防する事ができるとされています。
では、そうやって【フレイル】を予防するのか。
【フレイル】を予防するには、栄養素として「タンパク質」の摂取が大切です。
フレイル予防には、栄養バランスの良い食事が不可欠とされています。
特に、筋肉量の維持に重要な「タンパク質」を意識的に摂取することが重要になります。
筋肉量を減らさないための1日に必要な「タンパク質」は、
◎体重（kg）☓1.0～1.2g
が推奨されています。
さらに、筋肉の量を増やしたい方は、
◎体重（kg）☓1.2～1.52g
が必要とされています。
食事から「タンパク質」を上手に摂るポイントとしては、
◎毎食、手の平サイズの「タンパク質」を意識する：
肉、魚、卵、大豆製品など、手のひらサイズの量を目安に毎食取り入れましょう。
◎消化吸収しやすい調理方法：
加齢などによって、消化機能が低下している際は、柔らかく食べやすい調理方法を選びましょう。
◎彩り豊かな食卓で食欲を増進：
見た目も華やかな食卓は、食欲を増進させ、食事を楽しむことに繋がります。
◎間食にも「タンパク質」を補給：
ヨーグルトやチーズなど、手軽に「タンパク質」を補給できる間食を取り入れましょう。
などが挙げられます。
これらの「タンパク質」を上手に摂るポイントと、自身にあった適度な運動を行う事で、筋肉量の維持・筋肉を増やす事ができるのではないでしょうか。
【フレイル】予防に、毎日の食生活と運動習慣を、見直してはいかがでしょうか。